IMJモバイルのユーザビリティ研究所は9月7日、Flashのモバイルサイトに関する調査の結果を公開した。
この調査は8月19日から20日にかけて、週1回以上モバイルサイトを閲覧し、Flashを再生可能な端末を所有している全国の15歳から49歳までの男女を対象にインターネットリサーチにより実施したもの。有効回答数は832となっている。
調査結果によると、Flashサイトを閲覧したことがあると回答した人は全体の56%だった。FlashサイトとHTMLサイトのどちらが好きかと聞いたところ、「Flashが好き」「どちらかと言えばFlashが好き」と回答したユーザーは72%に上り、前回の65%に比べ7ポイント増加した。
FlashサイトとHTMLサイトのイメージを比較したところ、Flashサイトは「印象に残る」「先進性を感じる」「洗練されている」といった項目で、HTMLサイトより25ポイント以上高い結果となった。また、商品訴求力に関わるイメージや機能性、メッセージ性、わくわく感など、多くの肯定的イメージでHTMLより高くなっている。
一方、Flashサイトの遷移における誤操作について尋ねたところ、「サイトが重くて閲覧を中止した」(74%)、「誤って前の画面に戻ってしまった」(73%)、「前の画面に戻ろうとしたら戻りたい画面に移動できなかった」(71%)といった項目で「よくある」「たまにある」との回答が多かった。
これらの結果からIMJモバイルでは、Flashモバイルサイトはブランドイメージが伝わりやすく、商品訴求にも好影響を与えるものの、ユーザーが迷わないための導線作りや、容量減によるストレスのない動きの実現など、より一層の使い勝手向上が求められていると結論づけている。
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