モバイルサイト向けCMS(コンテンツ管理システム)を開発するユビキタスエンターテインメントと、モバイルコンテンツ開発のORSOが6月2日、協業を発表した。Flash Liteを使ったモバイルサイトを簡単に制作できるシステムをASP型で提供する。サービス開始時期は2009年秋の予定だ。
システムの名称は「Odette Solution」。ユビキタスエンターテインメントのCMS「ZEKE(ジーク)CMS」に、ORSOのFlashサイト構築エンジンを組み込む。また、ORSOはFlashモバイルサイトのテンプレートも用意する。ユビキタスエンターテインメント代表取締役社長の清水亮氏によれば、モバイルFlashサイトは構築にコストがかかることから、これまではモバイルサイトのトップページのみに使われることが多かったという。Odette Solutionを使うことでFlashサイトの制作の手間を大幅に下げられ、表現力の高いサイトが作りやすくなるとのことだ。
クラウドサーバを採用することで、小規模から大規模までのサイトに対応する。モバイル公式サイトや物販サイト、雑誌などのメディアのモバイルサイトが主なターゲットとなる。主要3キャリアに対応する予定だ。
ZEKEはこれまで、週刊アスキーのモバイルサイト「ケータイ週アス」などで採用されている。また、ORSOはディー・エヌ・エーと共同でモバゲータウン向けにゲーム「釣りゲータウン2」を開発するなどの実績がある。
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