東芝は9月2日、業界最大クラスの記憶容量640Gバイトを実現した2.5型HDD「MK6465GSX」を発表した。合わせて500Gバイト「MK5065GSX」、320Gバイト「MK3265GSX」、250Gバイト「MK2565GSX」、160Gバイト「MK1665GSX」の4機種もラインアップする。9月からサンプル出荷を開始する。
MK6465GSXは、磁気ヘッドやディスクの磁性層の改善により、面記録密度817.9Mbit/mm2を実現した。これにより従来機種である500Gバイトの2.5型HDD「MK5055GSX」と同じ厚さ9.5mm、ディスク枚数2枚で、業界最大クラスの記憶容量となる640Gバイトを実現したという。
また、MK6465GSXのエネルギー消費効率を従来機種と比較して約28%向上し、5機種ともに本体全体のハロゲンフリーを実現するなど、環境へも配慮している。
なお、磁気ディスク装置の落下を検知し、衝突前にヘッドを退避させるフリーフォールセンサー機能をオプションで提供する。
2.5型HDDは、ノートPCだけでなく、デスクトップPCや録画機能付き薄型テレビ、HDDレコーダーなどに採用されている。MK6465GSXは大容量ストレージのニーズに応える製品として、高密度化、大容量化、高速化を実現したとのことだ。
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