Microsoftは米国時間9月1日、ウェブサーバの脆弱性についてのセキュリティアドバイザリを公開した。この脆弱性は8月31日に発表されたものだ。
これは、Microsoftの「Internet Information Services(IIS)」製品の一部のバージョンに影響を及ぼす脆弱性だが、ユーザーがFTP機能を有効にしていない限り、悪用されることはない。この脆弱性が攻撃者に悪用されると、サーバをコントロールされるおそれがある。
Microsoftはアドバイザリの中で、活発な攻撃は確認していないと述べたが、詳細なエクスプロイトコードがウェブで公開されていることは認めている。
同社は現在もこの脆弱性の修復に取り組んでいると述べた。しかし、アドバイザリには、顧客がとれる自衛手段についてのアドバイスが含まれているとも話した。
「Microsoftは現在、この脆弱性に対処するため、この問題を対象とするセキュリティアップデートの開発に取り組んでいる。それが広い範囲に配付しても問題ない品質水準に達し次第、リリースする予定だ」(Microsoft)
米コンピュータ緊急事態対応チーム(US-CERT)は8月31日の記事の中で、IT管理者に対し「FTPサーバへの匿名の書き込みアクセスを無効にして、脆弱性を軽減」するよう提案したが、「防衛策を実行する前に、適切なインパクト分析を実施すべきだ」と付け加えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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