HTCは、まだスマートフォン「HTC Click」を正式に発表していないが、現在ウェブにその画像が流出しており、Googleの「Android」を搭載する低価格な携帯電話機の詳細が明らかになっている。Clickは2009年第4四半期中のローンチが見込まれている。また、同機の価格は、約300ドルになると報じられている。これが事実ならば、Clickは、現在提供されている最も低価格なAndroid搭載電話機の1つとなる。
Clickのデザインは、「myTouch 3G」に少し変更を加えたものとなっている。同携帯電話機には、タッチスクリーンのみが搭載されており、ディスプレイは2.8インチとやや小さい。トラックボールがなくなり、代わりにその場所に大きな円形の指向性パッドがある。HTCは、すべての携帯電話機に対する3.5mmヘッドセットジャックの搭載に着手しており、Clickには要望の多いその機能が実現されている。
その他のナビゲーションコントロールは、myTouchに似ているが、こちらもデザインが新しくなっている。ホームとメニューのボタンと、戻ると検索のコントロールが、それぞれ1つの形状のボタンにまとめられている。画像では、バッテリカバーにあるドラゴンのデザインが明らかにされている。microSDカードスロットとカメラも搭載されている。
同携帯電話機の動画もYouTubeに投稿されたが、その後削除された。その動画では、ClickがAndroidの将来のアップデート版である「Donut」を稼働していた。Clickの正式な仕様はわからないが、Donutの到来を待ち望んでいるAndroidファンにとってはうれしい知らせである。
HTCがいつ正式にClickを発表するのかは確認できていないが、おそらく今後数カ月の間だと思われる。米国の携帯電話事業者が同携帯電話機を提供することになれば、2年契約で100ドル未満の価格になるだろう。2009年には低価格のAndroid搭載電話機が登場することが期待されていたため、Clickの追加は喜ばしいことだ。同電話機は低価格であるにもかかわらず、やや小型のパッケージでAndroidの機能を完全に提供するようである。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス