アンラボは8月11日、偽セキュリティ対策ソフトの押し売りをするウイルス「Home AntiVirus 2010」への注意喚起を発表した。同様の動作を行う従来の「antivirus2009」「System Security 2010」シリーズとは、ユーザーの不安感をあおるパターン画面が変更され、Windowsのシステムファイルntfs.sysを改ざんして悪性コードのインストールに利用する点で異なっている。
このウイルスは感染したPCにおいて、偽の悪性コード診断を実行してウイルスが検出されたと表示する。駆除するために「Remove」や偽の警告ポップアップウィンドウをクリックすると、購入ページに移動して決済するよう求める。
アンラボでは、この種のウイルスへの対策として、サイト訪問時に警告ウインドウが表示された場合、信頼できる機関の署名がないものはボタンをクリックせずにウインドウを閉じること、決済画面が表示されても信頼できる会社のものかどうか、サイトが実在するかどうかなどを確認することを推奨している。
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