ソフトバンクテレコムは8月5日、福岡Yahoo! JAPANドーム(ヤフードーム)と東京汐留のソフトバンク本社の2カ所で、エリア限定ワンセグ配信サービス(エリアワンセグ)の実験試験局免許を取得したと発表した。電波の伝搬特性やネットワーク技術の検証から始め、その後ワンセグ対応の携帯電話を使った公開実験をしていく計画だ。
エリアワンセグとは、特定のエリアのみで配信できるワンセグ放送のこと。場所と時間に合わせてコンテンツを配信できることから、スタジアムやショッピングセンター、公共施設などでの活用が期待されている。
まず、ヤフードーム内で電波伝搬特性を検証し、その後福岡ソフトバンクホークスの試合映像やドーム内でのイベント、チケット、グッズ情報などをテキストや映像で配信する。コンテンツはインターネットを使って、ヤフードームとソフトバンク本社の両方で配信する。
今回の実験では、エリアワンセグのコンテンツ配信に「共通配信プラットフォーム」を活用する。これは大小さまざまなワンセグ送信機や、複数のサービスエリアに対応するもので、ソフトバンクテレコムが開発している。PCでホームページを作成、更新する感覚で独自コンテンツを制作し、編集できるとのことだ。
なお、この実験においてソフトバンクテレコムは、コンテンツオーナーやコンテンツプロバイダー、ワンセグ関連機器メーカーなどの参加を募っている。
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