Gomez、M・ジャクソン氏追悼式のニュースサイトへの影響を公開

文:Josh Lowensohn(CNET News) 翻訳校正:編集部2009年07月08日 12時45分

 数週間前、Michael Jackson氏死去のニュースにより、主要なニュースサイトが打撃を受けた。このため、米国時間7月7日の同氏の追悼式で同じような結果が生じるものと予測された。

 しかし、今回、各サイトはトラフィックの急増への準備ができていたようだ。

 ウェブの使用状況を監視しているGomez Incorporatedによると、Twitterのパフォーマンスが劇的に低下したのを含め、速度低下と機能停止が発生した。同社は7日の追悼式中、複数の場所から7つのニュースサイトのパフォーマンスを分析した。ストリーミングビデオで何度か最大の速度低下があった。アジアでは、同社が「失速」と呼ぶ状態について40%の増加を記録し、米国では約5%の増加であった。

 ライブストリーミングを提供していたニュースサイトの1つにCNNがある。内部データによると、追悼式の同時ストリーミング数は最高時に78万1000回に達している。東部標準時の深夜から午後4時にかけて、このサイトでは1100万人のユニークユーザーが7200万ページを閲覧した。

 CBSと共同でライブストリームを提供したUstreamは、全世界へのブロードキャストであったためか、サービス上でホストされたものの中で今回のイベントが過去最大であったと述べている。追悼式中、サービスは460万回のストリームを提供し、このうちのユニークユーザー数は160万であった(CNET Newsは、CBSの1部門であるCBS Interactiveによって運営されている)。

 ストリーミングビデオの速度低下に加え、ニュースサイトでは、アクセスできないユーザーが出るなど可用性の低下も生じた。Gomezによると、通常、これらのサイトは99.65%を上回るアップタイムを維持してるが、今回は98.2%という低い数値を記録した。応答時間にも影響があった。ニュースサイトでページを提供するためのロード時間が2倍、あるいは3倍近くとなった。Twitterのケースでは、多数のユーザーが表示およびサービスへのメッセージの投稿ができなかった。Gomezのベンチマークによると、Twitterでは負荷のピークと見られる時間に、サイトのホームページがロードされてユーザーがログインできるようになるまでに約62秒かかっている。通常であれば、ほんの数秒しかかからない。

この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ

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