sus4は7月7日、企業が自社のホームページで公開している動画の視聴ログを取得し、解析するサービス「Video Analytics」を発表した。同日よりASPにて提供を開始している。
Video Analyticsでは、ユーザー企業が利用しているAdobe Flashベースの動画再生プレーヤーにコードを埋め込み、動画の視聴率や再生完了率、視聴者が途中で再生をやめた離脱率などのデータを取得する。これまで動画価値の測定方法として用いられていた再生回数や評価、コメントなどに比べ、より本質的な視聴動向を測定できるという。
測定には、動画の再生時間に対して、どれだけの時間が視聴されたかを平均値として測定する視聴率と、動画を最後まで見たかを測定する再生完了率の2つの指標を用いる。これらのデータをもとに、動画単体およびサイト全体における視聴平均値を解析するとしている。
また、離脱率では視聴者が再生をやめた瞬間を集計しグラフ化することで、動画構成やテロップ表示などの改善を図れるという。このほか、企業が動画導入により設定した目標値と実際の成果を、視聴率データや誘導キーワードと比較することでコンバージョン率を測定できるとしている。同社では主に、企業の採用活動向け動画の効果測定ツールとして提供していくという。
基本料金は、視聴率、再生完了率を測定する「VA-basic」が無料。VA-basicの基本サービスに加え、動画の離脱率やコンバージョン率、誘導キーワードの提案、キーワードによる効果などを測定する「VA-pro」では、初期費用が5万円、月額1万9800円(5000PVまで)からとなっている。
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