また、ネット株やモバイルコンテンツ株も人気。高成長イメージの強いセクターであり、6日は東証1部上場のドワンゴやディー・エヌ・エー(DeNA)、カカクコムなども大幅高していた。中でDeNAは3日、中国最大のモバイルソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「天下網」を展開するWAPTXの増資を引き受け、子会社化すると発表していた。
個別で材料の出た銘柄の上昇にけん引され、物色人気が波及した格好だが、大幅上昇の明確な材料はない。ただ、市場では「手掛かりがないことが材料」との声が。東証1部市場の主力株が方向感を欠き、加えて国内では政局も含めて先行きに不透明感が強まっている。大型株を手掛けづらい状況だからこそ、値動きを求める資金が消去法的にネット株や新興市場に流入したというのだ。
新興市場は熱しやすく冷めやすいマーケット。これまでは過熱感を帯びることなく、ジリジリと静かに上昇してきた。ここにきての急上昇を受け、一部では継続性への懸念も浮上している。7月7日以降も人気を継続できるか、注目されるところだ。
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