「夢」を実現するのに、自分1人ではどうにもならない。人と人とがつながっていくうちに、夢を現実に変えるチャンスがやってくる。そのチャンスを自分の元に引き寄せるには、「人脈」が必要だ。
しかし、「人脈を作るぞ」と意気込んで、やみくもに異業種交流会などに出かけていっても、結局は名刺を集めるだけの「カードゲーム」で終わってしまう。自分にとって必要な人と出会い、また逆に、自分を必要としてくれる人と出会う。これを繰り返していくうちに、出来上がっていくのが本物の人脈だ。立石剛氏は、その「本物の人脈」を作るための方法として、「自分の夢を描く」「自分ブランドを築く」「勉強会を主催する」という3段階に分けて紹介している。
最初に「自分の夢を描く」のは、自分自身を見つめ直して「自分の夢は何なのか」「自分は何者なのか」をはっきりさせておかなければ、どういう人と出会っても、それを意味のある出会いに発展させることはできないからだ。そして、夢を持った者同士が集まることで、夢が実現可能なものになる。「夢は伝染する」という言葉がいい。
本書では、その夢を明らかにする方法から、印象に残る名刺を作る方法、勉強会を主催する方法まで、具体的な方法が詳しく説明されているので、すぐにでも実践できる。また「紹介者への報告を忘れずにすること」というような、忘れがちな気配りの大切さについても触れられているので、普段の人付き合いの参考にもなろう。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」