Googleは新しい広告フォーマットを試験運用している。この広告フォーマットは、Google検索ページのおなじみのルックアンドフィールを大きく変える可能性がある。
Googleは米国内から選んだ一部の広告主に、いわゆる「製品広告」を試用する機会を提供している。この広告は、現在Googleの検索ページ上でテキスト広告の枠内に表示されるものよりもはるかに多くの情報を盛り込める。The Wall Street Journalは米国時間6月19日、Googleが新広告の試験運用を認めたと報じた。ただし、これはテキスト広告に取って代わるものではなく、従来と異なる入札システムが広告主にとってどの程度有効かをGoogleがテストするために行っているという。
通常の広告と異なり、このプログラムに参加した広告主は、当該広告が潜在顧客によってクリックされた回数に応じて支払う金額ではなく、自社サイトで実際に商品が売れた際にGoogleに支払いたいと思う手数料を入札する。広告の掲載は、「Google Product Search」や「Google Shopping」への無料掲載申し込みと同じ方法で、「Google Base」を通じて申請することになる。ただし、このプログラムを通じて申請された広告に対しては、無料掲載の分とは異なり、「目立つ掲載場所」を提供する、とGoogleは述べている。
Google Blogoscopedは、Googleが広告を出稿してくれそうな企業に送った電子メールの全文を掲載している。そこには同プログラムが「ベータ版」であることが明記され、この広告について次のような説明がある。「Googleの製品広告は、価格や製品画像など、製品の具体的な情報を広告内に直接表示することが特徴となります。ベータプログラムの期間中、Googleは最も効果的な広告フォーマットを見極めるために試験運用する予定です」
Googleの関係者にコメントを求めたが、今のところ回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ
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