脆弱性データベース「JVN iPedia」が機能強化--類義語検索などが可能に

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は6月18日、脆弱性対策情報データベース「JVN iPedia」に、類義語検索機能、脆弱性の詳細説明の表示機能、言語別のコンテンツ表示機能などを追加した。

 2007年4月より公開されているJVN iPediaは、国内で利用されているソフトウェアの脆弱性の概要や対策情報などを集めた脆弱性対策情報データベース。6月18日時点で、国内製品開発者から収集したもの74件、Japan Vulnerability Notes(JVN)から収集したもの659件、米国のNational Vulnerability Database(NVD)から収集したもの5657件、合計6390件の脆弱性対策情報を登録している。月間アクセス件数は約40万ページビューとなっている。

 まず、検索時に用意されたチェックボックスをチェックすることで、セキュリティ用語や製品名の略称など約170件の類義語を利用した検索ができるようにした。また、JVN iPediaが使用している19件の脆弱性タイプについて、脆弱性の簡易な解説、発生時期、一般的な影響、脆弱なコード例、発見された事例などの情報も表示するようにした。

 このほか、国内外の利用者の利便性を考慮し、ブラウザの言語設定に応じて日本語版のページと英語版のページを選択表示する、言語別のコンテンツ表示機能の追加や、RSSオートディスカバリ機能に対応した。ブラウザでJVN iPediaのトップページにアクセスすると、RSSファイルが自動的に検出されるようになっている。

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