料理レシピ投稿サイト運営のクックパッドが7月17日、東証マザーズへ上場する。6月12日に東京証券取引所が承認した。金融危機を背景とした企業業績の悪化、株式市場の低迷でIPOが激減する中、久々に登場する知名度と成長性を兼ね備えたネット株であり、復調色を強めてきた新興市場の更なる上昇の起爆剤として期待を集めていきそうだ。
クックパッドの事業は、タイアップ広告などのマーケティング事業、バナー広告などの広告事業、有料サービスの会員事業からなり、2009年4月期第3四半期(2008年5月〜2009年1月)の売上高構成比はマーケティング事業が63.2%、広告事業が24.7%、会員事業が12.0%となっている。
足元の業績成長率も高い。2009年4月期の業績見込みは売上高が08年4月期実績比60.1%増の10億8300万円、経常利益は同28.9%増の4億1200万円。10年4月期の業績計画は売上高で09年4月期見込み比67.5%増の18億1400万円、経常利益は同48.5%増の6億1200万円と、成長力が加速する見込みとなっている。
<CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」