高速回線を使ってインターネットに接続する人が、世界中で増えている。
業界団体のBroadband Forumが米国時間6月16日に発表した報告書によると、世界のブロードバンド接続契約数は第1四半期に1660万件増加し、合計で4億2920万件に達したという。
報告書によると、景気低迷にもかかわらず、第1四半期の契約数増加率は、前四半期をわずかながら上回ったという。
第1四半期に、ブロードバンド契約数は20カ国で10%増加した。とりわけ、インド(増加率13.4%)とウクライナ(同15.2%)、エジプト(10.6%)、メキシコ(同10.3%)での普及拡大が顕著だった。報告書によると、北米では契約数が3.87%増加し、9350万件に達したという。
報告書によれば、ブロードバンド契約数が最も多いのは8800万件の中国で、2位は8390万件の米国だという。
ブロードバンド技術で最も普及しているのはDSLで、64%の市場シェアを誇る。2位は、シェア20%のケーブルだ。報告書によると、光ファイバーも300万以上の新規契約を獲得して市場シェアを12%に伸ばすなど、急速に普及を拡大しているという。
カリフォルニア州に拠点を置くBroadband Forumは、電気通信やコンピューティング、ネットワーキングに携わる約200の企業で構成される世界規模の業界団体だ。今回のブロードバンド報告書は、Broadband Forumから委託を受けた業界調査会社のPoint Topicがまとめた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
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