オペラ、ブラウザをサーバ化する「Opera Unite」を公開

文:Jessica Dolcourt(CNET News) 翻訳校正:湯木進悟2009年06月17日 08時31分

 Opera Softwareは現地時間6月16日、「Opera 10」ブラウザのコンポーネントに含まれる、「Opera Unite」のテクニカルプレビューを公開した。これに先立って、筆者は16日午前、Operaの最高開発責任者(CDO)Christen Krogh氏が、デモンストレーションと質疑応答を行った、ウェブキャストに注目していた。Opera Uniteは、ユーザーのOpera IDをログインに使用し、Operaのブラウザ内に、ウェブサーバのホスティングを行う。このウェブサーバを用いて、ウェブサイトをホストしたり、ファイル、音楽、ビデオ、メモの共有、チャットルームの開設までが可能となる。

 共有プロセスは、対象ファイルが保存されたHDDを指定することからスタートし、共有したい各ファイルを、個別に指定可能である。その後、パブリック、プライベート、パスワード保護という3段階から、好みの共有レベルを設定すると、Opera Uniteが、共有に用いるURLをダイレクトに作成する仕組みになっている。ゲストユーザーは、Operaに限らず、どのブラウザからでも、コンテンツを閲覧可能である。

 現在、Opera Uniteは、携帯電話や、(PC以外の)他のデバイス上のOperaブラウザには対応していないものの、最終的には、こうした分野での対応も、同社の計画に含められている。

 ここで懸念されるのは、セキュリティ上の問題である。だが、Krogh氏は、Opera Uniteが、「Opera Widgets」の利用環境と同じレベルのセキュリティを実現していると語った。つまり、Operaブラウザのトップに位置するサンドボックス上で、ネイティブアプリケーションが動作し、ローカルのストレージを使用するという仕組みである。米CNETの姉妹サイトZDNet UKでは、Opera Uniteのセキュリティに関する記事を公開している。

 Opera Uniteは、Mozillaの「Firefox」ブラウザ向けアドオンであり、現在は姿を消してしまった「AllPeers」と似通っている。これまでのところ、Mozillaは、類似の共有またはホスティングサービスの構築プランを発表していないものの、最新のMozilla Labsのプロジェクトである「Jetpack」を活用して、より強力なコードパッケージを作成する機会を、開発者に提供している。

 Opera 10のテクニカルプレビュー版は、Windows、Mac、Linux向けに提供が開始されている。ただし、同ソフトウェアは、試験的に利用すべきものであり、使用中に、バグや他の不具合にさらされる可能性がある。

 また、Opera Unite非搭載の、オープンベータ版のOpera 10ブラウザも、Windows、Mac、Linux向けにダウンロード提供が行なわれている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ

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