YouTubeは米国時間6月15日、動画を再生する前に広告を1本視聴するか、動画再生中に広告を数本視聴するかを、ユーザーに選択させるサービスを開始した。
ウェブ最大のオンライン動画サービスであるYouTubeは、広告配信テストの一部として、広告をいつ表示するのかをユーザーが選択できるようにした。動画が始まる前に「Promoted Video」と称する広告を見る場合、どの広告を見るかも選択できる。
広告主を喜ばせる動画広告の形式を見出そうとしているGoogleだが、ユーザーのことも忘れていないようだ。これには敬意を表したい。これはやっかいな問題で、失敗すると、企業とユーザーの双方にとってデメリットになる可能性がある。たとえば、最近YouTubeの動画画面の下に表示されるようになった広告のせいで、動画再生中、画面の下部が見えにくくなっている。
このように動画がきちんと見えないのでは、動画をクリックする意味がなくなってしまう。YouTubeはどうにかして収支を合わせる必要があるわけだが、視聴者が不快と感じない方法を模索していることをうれしく思う。
「YouTubeのコンテンツに合った適切な広告フォーマットを見出すため、さまざまな方法をテストしている。プロセスにおいてユーザーからの意見を得ることは、われわれの取り組みの助けになると信じている」とGoogleはブログで述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
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