ケンコーコムは6月2日、2010年3月期の業績予想を修正した。6月1日に改正薬事法が施行され、医薬品のオンライン販売の規制が強化されたことを受けたものだ。
5月14日に公表した通期連結業績予想に対して、それぞれ最大で売上高5億円(4.0%)減、営業利益9500万円(51.4%)減、経常利益9500万円(55.9%)減、当期純利益9500万円(76.0%)減になると予想している。ただし、5月に発表した予想値は幅を持たせており、いずれもこの予想幅の中には収まっている。
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | |
---|---|---|---|---|
前回発表 予想 |
118億 〜125億 |
4500万 〜1億8500万 |
3000万 〜1億7000万 |
▲1400万 〜1億2500万 |
今回修正 予想 |
120億 | 9000万 | 7500万 | 3000万 |
6月1日に施行された改正薬事法では、医薬品のうち第3種と呼ばれるもの以外は原則的にインターネットでの販売を禁じている(離島や過去購入していたものと同じ医薬品をインターネットで購入する場合を除く)。この法律に対して、ケンコーコムは「憲法により保障された営業の自由を何らの合理的根拠なく侵害するとともに、薬事法の授権の範囲を超える、違憲・違法な省令」と激しく反発。医薬品ネット販売の権利の確認と、改正省令の無効確認、取り消しを求めて東京地方裁判所に提訴している。
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