Microsoftは米国時間5月26日、ウェブ閲覧やHD動画再生、デジタルラジオ受信などの機能を備えたタッチスクリーン式の新型「Zune」を発売して、「iPod touch」に対抗する計画があることを認めた。
Microsoftによると、米国で2009年秋に発売予定の「Zune HD」には、有機発光ダイオード(OLED)のタッチスクリーンのほか、HDラジオチューナーも搭載されるという。Zune HDは「Windows CE」をベースにしており、タッチスクリーン向けにカスタマイズされたバージョンの「Internet Explorer」を使用する、とMicrosoftは述べた。
Microsoftは、価格設定と容量については何も発表しなかったが、Zune HDにフラッシュメモリが搭載されること、そして、Appleのハイエンドの「iPod」に対抗したい意向を明らかにした。
Microsoft Zuneのグローバルマーケティング担当ゼネラルマネージャーであるChris Stephenson氏は26日、電話インタビューの中で、「Zune HDはiPod touchの対抗馬として開発された」と述べた。Microsoftによると、Zuneユーザーはドックを経由して、テレビでもHDコンテンツを再生できるようになるという。
さらに、Microsoftによれば、同社は来週ロサンゼルスで開催される見本市のE3において、現在のテレビおよび映画向け「Xbox Live」マーケットプレイスに取って代わる、新しいZuneブランドによる「Xbox」向け動画サービスの詳細を発表するという。同社は、詳細に関する発表は避け、コンテンツがZunesとXboxの両方で再生できるのかどうかも明言しなかった。
現在、Xbox経由で購入した動画をZuneで再生することはできない。しかし、どちらのストアも、同様のバックエンドインフラを使って、コンテンツを提供している。Stephenson氏によると、最終的な目標は、一度購入したコンテンツをさまざまな機器で再生できるような世界を実現することだという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」