半導体、液晶表示装置の検査装置開発を手掛けるブイ・テクノロジーが新興市場の主役に躍り出ている。株価は急上昇トレンドに入り、5月25日には2007年4月以来の50万円台に乗せてきた。
2008年9月以降の世界的な景気の急減速を受け、世界を股に掛けてきた日本の製造業の業績は軒並み悪化。為替のマイナスもあって日本を代表する大企業までが相次いで赤字に転落している。ブイ・テクノロジーも工場を持たないファブレスメーカーながら大きな影響を受け、受注が悪化していた。
しかし、ブイ・テクノロジーが軸足を置く液晶表示装置は世界景気に先行して需要が低迷しており、ブイ・テクノロジーの業績も2008年3月期が赤字となっていた。いわゆるリーマン・ショック以降、世界の製造業と同様に液晶関連も一段と環境が悪化したが、そのショックもあって、他の産業に先行して在庫調整が進ちょく。中国での農村部への薄型テレビ購入支援策もあって、一気に需要回復期待が高まっている。
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