さらにクロスワーク代表取締役の笠井北斗氏によると、アフィリエイト業界にはパレートの法則によく似た「2:8(ニッパチ)の5乗の法則」と呼ばれるものがあるという。
弊社で運用中の案件でも、月間でアクションのあがらなかった媒体という基準で3500の提携媒体を180媒体まで絞り込んだが、獲得数はほとんど落ちることがなかった。別案件では、ユーザーのアクティブ率を測定したうえで、媒体を絞りこみ、アクティブ率の高い媒体に特別報酬を設定することで獲得数が125%となった例もある。
このような運用展開が、金融以外の業界でもアフィリエイトでの市場規模の拡大に伴いどんどん主流になっていくと考えているが、その際にいくつか気をつけなければいけない事項がある。
このように、メディアを広げて“数”をとる“攻め”のアフィリエイトから、しっかり“守り”を固めた上で“攻める”アフィリエイトへと変化しつつある。この変化のうえで重要なのは、自社にとっての獲得力のあり信用のできるサイトを発見する。そしてそれら媒体をしっかり定期的にパトロールして自社ブランディングを保持すること。
アフィリエイトの利便性の裏に潜むリスクを認識し、回避する、上手なアフィリエイトとの付き合い方を模索するうえでの、ひとつのヒントとなれば幸いである。
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