logo

「データが膨大で手が回らない」--監視カメラ大国の英国で警察が悲鳴

文:Tom Espiner(Special to CNET News) 翻訳校正:編集部2009年05月18日 17時19分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 英国警察長協会(Association of Chief Police Officers:ACPO)によると、警察は監視カメラが日々生成する大量の情報に手が回らなくなっているという。

 ACPOの犯罪記録局で情報ディレクターを務めるIan Readhead氏は先週、警察は監視カメラからの大量のデータに圧倒されており、警察が監視カメラの1機能である「Automatic Number Plate Recognition System(自動ナンバープレート認識システム)」を使ってリアルタイムで車を追跡できなくなっていることは大きな懸念の1つであると述べた。

 Readhead氏は現地時間5月13日、ロンドンで開催されたデータ保護をテーマとしたイベントで、「問題は膨大な量のデータだ」と述べた。「ケントで子どもが誘拐された場合、多数の監視カメラがこの車を捕らえたが追跡できないということが起こり得る。わたしはこれを心配している」(Readhead氏)

 ナンバープレート認識システムは、光学式文字認識(OCR)を使って車のナンバープレートのデジタル画像を文字に変換し、この文字をリスト化するというものだ。この技術は、不審者追跡の支援を目的の1つとして導入されたが、Readhead氏によると、警察は利用できる情報がたくさんありすぎる状況だという。

 英国には、約400万台の監視カメラが稼働中といわれている。

 保守党の「影の内閣」で内務相を務めるDominic Grieve氏は、犯罪対策ツールとしての監視カメラの効力は明確ではなく、警察による監視カメラの利用はリソース不足が障害となっていると述べている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ

-PR-企画特集