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コンテンツを創造する楽しさ、味わってもらいたい--「ボケて」運営のオモロキ鎌田氏 - (page 2)

原田和英(アルカーナ)2009年05月20日 10時00分
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鎌田氏の破天荒な学生時代

 鎌田氏は静岡県出身の27歳。中学生の時は「日本海でもセミは同じセミが鳴いてるのか?」とふと思い、その日の夜に自転車で熱海から新潟までの日本横断に出発。高校生の時は「かわいい子が多いらしい」といううわさから、ヒッチハイクで熱海から博多に向かうなど破天荒な活動をしていたという。その後、慶應義塾大学総合政策学部にて製作活動にも従事し、六面体映像表示デバイス「ゼッタゴン」にて特許取得、卒業制作では枕型通信デバイス「さねかずら」を公開。さらにはお笑い映像放送局の立ちあげなども行っていた。昔から「気になったことは解決しなくては気が済まない」(鎌田氏)性格だったことが、このような活発な活動に影響しているようだ。

 卒業後は日本テレビ放送網に就職。「人に喜んでもらってお金をもらいたい」という思いがあり、「より多くの人に喜んでもらうには?」ということを考えた結果、テレビ局を選んだという。

 しかし入社して1年後には同社を退社。ウェブデザイン会社トロッコを設立し取締役に就任。ウェブサイト、モバイルサイト、Secnd Life、Flashアプリなどの制作ディレクション、マネージメントを行う。「父親が自営業だったため、いつか独立したいという漠然とした思いは昔からあった」(鎌田氏)。

ボケての立ち上げ

 鎌田氏はトロッコと同時にオモロキを立ち上げ、ウェブや映像制作を行う傍らでボケてをリリースした。

 開発はCTO兼取締役の和田裕介氏が担当。和田氏は、「ゆーすけべー日記」で有名なブロガーでもある。デザインは鎌田氏が行った。

 開発に関しては、1日数時間の作業を6カ月ほどかけて制作。営業日換算で実質2人月。サイトはPerlで構築している。コストに関しては、少し外注した程度で、それ以外のコストはかかっていない。また、「不慮の自体でもスケールアウトして対応できるように」(鎌田氏)という理由から、サーバにはAmazonのクラウドサービスであるEC2を利用している。

サイトの運営に関して

 オモロキがサイト運営に関して気をつけているのは、ユーザーとの距離感。「まだ小さいサービスなので、いま使ってくれているユーザーの声を大切にしている」とのこと。実際、要望には積極的に対応。また、ユーザーのチャットに参加し、2009年5月4日には阿佐ヶ谷ロフトにてオフ会を開催。ユーザーーと共にサービスを作る姿勢を取っている。

 ユーザーの動向として、投稿する人と見る人は半々程度。しかし、ほかのサービスに比べると、圧倒的に投稿する人が多いようだ。「ボケる」というシンプルながらも奥が深いコミュニケーションがベースになっているからだろう。

ビジネスモデル

 ビジネスモデルとして、現在着手しているのは広告とタイアップキャンペーン。キャンペーンとしては、ボケての特徴である「お題写真」をベースにしたユーザー参加型のキャンペーンを検討している。またユーザーには言葉のセンスが良い人が多いため、将来的には、ネーミング提案といったクラウドソーシングの可能性もあるのではないかということだ。

今後の展開

 今後の展開としては、元マスメディアに携わっていた知見もありメディアミックスを検討中。第1弾として書籍を出版したが、ほかの媒体とも連動企画を進行しているという。

 鎌田氏はボケてを立ち上げたきっかけについて、「時間がある人たちが、何かを生み出す側にまわってほしい。コンテンツを消費する楽しさに慣れたユーザーに、コンテンツを創造する楽しさも味わってもらいたいという思いがあった」という。

 「ボケてでは、何かを創り出す楽しさ、創る過程を誰かと共有する楽しさをでは誰でも簡単に味わうことができる。またバカなことを言い合って笑い合える友人として付き合える。人生をもっと楽しく、豊かにするつながりがどんどん増えていく土台のサービスになれば」(鎌田氏)

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