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新検索エンジン「Wolfram|Alpha」、多難な門出--技術トラブルで公開遅れる

文:Tom Krazit(CNET News) 翻訳校正:吉武稔夫、高森郁哉2009年05月18日 11時22分
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 技術的な不具合により遅れが出たものの、新式の「計算知識エンジン」が米国時間5月15日の夜に一般公開された。

 15日金曜日の夕方、「Wolfram|Alpha」を開発したWolfram Researchが公開予定を遅らせ、この新検索エンジンは困難な状況下で立ち上がりから苦しむことになった。

 Wolfram|Alphaは、文字通り嵐のさなかでデビューを果たそうとしていた。Wolfram Researchがサービス開始の準備を進めているイリノイ州シャンペーンでは、竜巻注意報のせいで技術者らがピリピリしていた。しかし、ネットワークとデータベースに問題が生じ、同社が予定していた時刻を1時間過ぎた太平洋夏時間午後6時の時点で、Wolfram|Alphaはまだ稼働していなかった。

 そればかりか、Justin.tvとの接続にも問題があり、Wolframは午後5時からほぼ30分にわたって、何が起こっているのかを具体的に説明できずにいた。その間、チャットルームでは同社に情け容赦ない罵声を浴びせるコメントも寄せられた。これは大失態だ。太平洋夏時間午後5時半ごろにようやく、同社の創設者であるStephen Wolfram氏が画面に登場し、雷の音をBGMに、遅れの原因となっている問題について説明した。

 Wolfram氏は当初、15日の夕方にサービスを開始すると発表していたが、週末には試験的なサービスを提供することを約束し、18日までには完全なサービスを提供するとして、日程を繰り下げた。午後6時の時点で、検索サイトのトップページから検索を実行することはできないが、TwitterおよびJustin.tvのチャットルームに投稿された裏ページから入れば検索を開始できた。ただし、処理のパフォーマンスにはむらがあった。

 何が起こっているのかを解明するためにWolfram氏が緊急会議を招集する間、Wolfram Researchは当日あらかじめ録画しておいたデータセンターのサーバや冗長電源の映像を紹介せざるを得なかった。また、会場から中継された動画もいくぶんお粗末なもので、聴衆に対するWolfram氏の最初の挨拶に音声技術者の声が重なり、話の内容の大部分が聞き取れなかった。

 更新情報(太平洋夏時間午後9時10分):現在、Wolfram|Alphaは稼働しており、調子よく動いているようだ。Wolfram Researchの広報担当者は太平洋夏時間午後7時半、間もなくサービスを開始すると電話で述べたが、正確な時刻は不明だ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ

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