Wall Street Journal(WSJ)が米国時間5月12日に報じたところによると、Microsoftはユーザーが身体の動作でゲームを操作できる、「Xbox 360」用のビデオカメラを発表する予定だという。内容が事実であれば、Microsoftが任天堂と同社の革新的な「Wii」に狙いを定めていることは明らかだ。2006年後半に発売されたWiiは、モーションセンサを搭載したコントローラでゲーム業界を驚かせた。
新しいカメラは、Microsoftによる買収が報じられたイスラエルの新興企業3DVの製品である可能性がある。3DVは、モーションセンサを搭載したカメラを開発した実績を持つ。
Microsoftが3DVに関心を持っているのは任天堂とWiiに対抗したいからだという憶測が何カ月もの間、飛び交った。しかし、両社とも、そうした憶測が事実であると認めてはいない。Microsoftは12日、WSJの記事に関してコメントを避けた。
WSJによると、「新しいカメラはMicrosoftの巨大な研究部門で開発された技術をベースにしている」という。同紙はさらに、「Microsoftが先日、3Dカメラを開発実績を持ち、関連特許を保有する3DVを買収した」とも付け加えた。
WSJの報道によれば、新しいカメラは6月にロサンゼルスで開催されるE3で披露される可能性があるが、発売は2009年後半かもしれないという。また、Microsoftは、新カメラをXboxにバンドルするのではなく、まずはアクセサリとして販売すると見られているという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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