富士通研究所は5月12日、暗号化された印刷物をカメラ付き携帯電話で閲覧できる技術の開発に世界で初めて成功したと発表した。印刷物の情報を暗号化することで情報漏えいを防ぎ、PCがない環境や外出先などで機密文書の閲覧ができる。2009年度中に実用化し、10年度中の製品化を目指す。
携帯電話のカメラ映像を通して印刷物をのぞき込むことで、暗号化された領域が復号され閲覧できる仕組み。手帳の中に記載している個人情報や、クレジットカードのID、パスワードなども保護することも可能。
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