BDプレーヤー市場に勢い、ソニーなど各社5万円を切る普及機を投入

 BDプレーヤー市場が活性化してきた。08年4月と比べると、09年3月の販売台数はおよそ40倍と盛り上がりを見せている。08年12月にソニーが発売した「BDP-S350」が人気を集めたほか、この春、シャープやパナソニック、パイオニアも3-5万円程度のモデルを投入し始めた。「BCNランキング」でBDプレーヤーの動きを探った。

●ソニーのエントリーモデル「BDP-S350」が火付け役

 BDプレーヤーの市場拡大のきっかけを作ったのはソニー。08年12月に発売したエントリーモデル「BDP-S350」が好調で、発売直後にカラーバリエーションを合算したシリーズ別販売台数シェアで1位を獲得。09年3月でも1位を維持し、シェア39.8%とおよそ4割を占めている。市場推定価格は3 万7400円。ラインアップの少ない5万円を切る低価格モデルを、競合他社よりも早く発売したことが要因だ。

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