パイオニアは4月14日、Blu-ray Discプレーヤーに3機種の新製品「BDP-LX52」(LX52)、「BDP-320」(320)、「BDP-120」(120)を発表した。実売価格を10万円以下に抑えた普及価格帯モデルを投入することでBlu-ray Disc市場の拡大を狙う。発売は5月下旬からとなる。
エントリーモデルとなる120は、店頭想定価格を2万9800円という戦略価格に据えた。現在3万9800円から4万4800円前後であるBlu-ray Discプレーヤーの平均売価を大きく下回り、「普及への起爆剤的製品に据えた」(ホームエンターテインメントビジネスグループ国内営業部AVマーケティング部の江里重則氏)とのこと。
1080/24p出力やBD-LIVEなどの基本性能を搭載し、電源オンから約0.8秒で起動する「クイック起動」モードの搭載や、「CMスキップ/バック」など使いやすい操作系統を備えたという。
一方320は、ハイエンドBlu-ray Discプレーヤーの開発で培ったノウハウを投入しつつ、普及価格帯を実現したというスタンダードモデル。プラズマテレビ、液晶テレビ、プロジェクターと、表示機器の特性に合わせて再生画質をチューニングした「ビデオアジャストモード」を搭載しているとのこと。
また、プレーヤーにディスクを投入すると、テレビ側の入力切り替え、再生までが自動でできる「スマートプレイ」機能を装備。同社のプラズマテレビ「KURO」のほか、シャープの「AQUOS」、日立製作所「Wooo」の薄型テレビでも同様の機能を利用できるという。店頭想定価格は4万5000円前後。
中級機となるLX52は、48bitのディープカラー出力に対応したほか、ビデオアジャストモード、「トリプルHD ノイズリダクションシステム」などの高画質機能を内蔵。オーディオ面では、業界初のHDMI接続によるリニアPCMマルチチャンネル音声のジッターフリー伝送を実現する「PQLSマルチサラウンド」を実現したとのこと。マルチチャンネル音声においても、高純度な伝送が可能になったという。価格は8万8000円。
LX52と320には、BD-LIVEによるダウンロードコンテンツの大容量化を見据え、外付けHDDの接続にも対応する。
再生可能メディアは、BD-ROM、BD-R/RE、BD-R DL/RE DL、DVDビデオ、DVD-R/RW、AVCHDディスク、音楽CDなど。320は消費電力を業界トップレベルの17Wに抑えたほか、LX52、320は待機時消費電力が0.3Wとなる。
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