大和証券によるTOB実施の発表を受け、大和SMBCキャピタルに大量の買い注文

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 大和証券系のベンチャーキャピタル大手、大和SMBCキャピタルが大量の買い注文を集めた。4月30日の取引では値幅制限いっぱいとなるストップ高となったが、それでも600万株以上の買い注文を残した。

 4月28日、筆頭株主の大和証券がTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。買い付け価格は1株563円で、大和SMBCキャピタル株の同日終値420円を大幅に上回る。4月30日の株価はTOB価格を目指して急上昇した。大和証券は今回のTOBに買い付け株数の上限を設けていない。大和SMBCキャピタル、大和証券に次ぐ第2位株主の三井住友銀行がこのTOBに賛同しており、さらにTOB価格が時価を大幅に上回る水準に設定されていることから大量の応募が予想され、大和SMBCキャピタル株は上場廃止となる可能性が高い。

 株式市場が低迷する中、TOBやMBO(経営陣による企業買収)で上場廃止を選択する企業が増えている。大和SMBCキャピタルは、IPO(新規上場)銘柄の大幅な減少、新興市場の低迷を背景に業績が悪化しており、2008年3月期は営業損益段階から赤字に転落。保有有価証券の引当計上あり、2009年3月期も同様に赤字が継続していた。

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