世界の主要SNSで最も人気のアプリケーションプロバイダーであるロックユーアジアの取締役Jia Shen(ジァ・シェン)氏は、米でほぼ同時期にスタートしたSNS「MySpace」「Facebook」を例に、APIを公開し、いち早くプラットフォーム化したFacebookが急成長を遂げた経緯をグラフなどで説明。
「オープンなソーシャルアプリに対応することで、Facebookユーザーの95%がアプリを使用し、バイラル効果によりオープングラフが活性され、ページビューを向上させる」と急成長したソーシャルアプリビジネスの実情について説明した。中でも「ソーシャルゲームが一番熱い」という。
またロックユーアジアは同日、初のmixiアプリとして「Super Pets」「マィ☆モード」「ハグ☆ミィ」」を発表した。
mixiモバイル向けのFlashゲーム「ピコミク」やデザインテンプレートの「ミクコレ」、年賀状サービスの「mixi年賀状」などでミクシィと協業してきたバンダイナムコゲームス(4月1日にバンダイナムコネットワークスを統合)からはNE事業部執行役員の浅沼誠氏が登壇。初のmixiアプリとなる「バースデイケーキ(仮称)」が公開された。マイミクの誕生日にユーザーが強力してケーキを作れるというもの。
リクルート メディアテクノロジーラボからは局長の木村稔氏が登壇。関心空間やゴーガ、カヤックなどのデベロッパーネットワークを活用し、今後30本のmixiアプリを公開することを表明。具体的にソーシャルグラフで禁煙を竸う「みんなで禁煙マラソン」、簡単なイベント参加募集アプリ「先着さま」、すでにウェブ版を提供中の「コマーシャライザー」などが公開された。
ゲストセッションの最後は、mixiファンドの適用第1号となったコミュニティファクトリー代表取締役の松本龍祐氏が登壇。mixiアプリ対応のソーシャルゲーム「どきどきダイナマイトパニック」や「グループチャット」、商品をプレゼントするフリをする「妄想ショッピング」など「“ちょっかい”や“いたずら”」(松本氏)など友人とのコミュニケーション要素をキーとしたソーシャルアプリを開発することを明らかにした。
イベントの最後には再びミクシィの原田氏が登壇した。mixiファンド以外のアプリビジネス支援策についても説明した。まず、アプリを表示する「キャンバスページ」に広告出稿を許可するほか、広告プログラム「mixiアプリ・オフィシャルアドプログラム」を用意。アプリのページビュー(PV)やユニークユーザーなどに連動する形で、PV単価0.01円からの支払いを行うという。
また、決済手段である「mixiペイメントAPI」も提供する。まず、ユーザー向けにアプリで利用できるポイントを用意。その利用に応じてアプリプロバイダーに対し、決済手数料を除いた80%の金額を支払う。
mixiアプリに関する今年10月までのスケジュールは以下のとおりとなる。
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