Googleは米国時間4月22日夜、「YouTube RealTime」という新機能のテストを開始する予定である。ユーザーはこの機能を使うことで、同サイトにおける自らの行動を友達と共有することができるようになる。
Googleは22日夜、招待したユーザーに対してこの機能を提供し始める予定にしており、同機能について「これはYouTubeのFriend Activity(友だちのアクティビティ)フィードの成功を受けて構築されているものであり、ユーザーは友達が何を視聴しているかや、何に対して評価あるいはコメントを付けているのかがリアルタイムで分かるようになる」と述べている。
このサービスが開始されたときのために、筆者は25人に向けて招待状を送ることができる。そして、5年前のGmailの立ち上げ時と同様に、この招待状を受け取った人は自ら25枚の招待状を送ることができるようになっていることを考えると、Googleはどうやらバイラルマーケティングを行おうとしているようである。
YouTubeのビデオを視聴するという行為は、普通のテレビを視聴する場合とは異なり、1台のコンピュータの前に1人で座るという個人的なエクスペリエンスになることが多い。しかし、ヒューマンビートボックス世界大会に参加している日本のDaichiによるパフォーマンスのようなビデオの存在が見つけ出されるということは、そのURLが電子メールやTwitter、Facebook、インスタントメッセージによって広まっていくという、とてもソーシャルな現象の結果なのである。
しかし、YouTubeはRealTimeによって、YouTubeエクスペリエンスの2つの側面を1つのものに統合し、テレビの前のソファのバーチャル版に近いものを作り上げようとしているのである。筆者はまだRealTimeを試していないものの、コンセプトとしては、Flickrを活性化させた「Photophlow」を想起させるものとなっている。
これはオプトインサービスであるため、ユーザーが他のユーザーを友達として招待し、招待された友達がそのリクエストを受け入れるか拒否するかを決めるということになる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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