携帯アクセス解析「うごくひと」、高機能化で商用利用も可能に

鳴海淳義(編集部)2009年04月21日 12時01分

 ユーザーローカルは4月21日、モバイルサイト向けの無料アクセス解析ツール「うごくひと2」を公開した。性別、年齢、地域をはじめとするユーザー属性がページごとに分析できるようになるなど、10の新機能が追加された。

 法人用途を想定し、ユニークユーザー、セッション分析、滞在時間、直帰率、CSV一括ダウンロード機能なども搭載した。うごくひと2を利用する際に商用サイトとして登録すると、解析タグがユーザー側に見えなくなるため、解析対象サイトのコンテンツやデザインに影響を与えないという。

 検索エンジンマーケティングの効果測定も可能となっている。どの検索エンジンから、どんな検索キーワードで、どのページにアクセスしたかを解析してレポーティングする機能や、いつ、どの機種が、どんな場所からアクセスがあったかを足あと帳方式で表示する。

うごくひと2検索エンジンマーケティングの効果測定では、キーワードごとに検索回数と直帰率から、「よく検索されるが、そのまま帰ってしまうワード」「よく検索され、2ページ以上見るワード」とわかりやすく区分する。
うごくひと2サイトを来訪した携帯電話端末の機種名、画面サイズ、GPSやワンセグなどの機能搭載比率、通信速度もわかる

 前バージョン「うごくひと」のユーザーは、うごくひと2にも同じID、パスワードでログインできる。

 ユーザーローカルでは、うごくひと2のシステムを、ウェブサイト提供業者やポータルサイト、ウェブコンサルティング会社、広告代理店などにOEM提供する。これを利用すると、モバイルサイト向けのアクセス解析ツールを自社ブランドで展開できるようになる。

 うごくひと2の新機能は以下のとおり。

  • 年齢・性別・地域をページごとに算出
  • サイト来訪頻度・携帯ネット利用頻度などのユーザー行動を分析
  • ユニークユーザー数、訪問者数分析
  • 検索キーワードの影響力をマトリクス表示する「検索ワードチャート」
  • 滞在時間解析
  • 参照元ページ(リファラー)分析
  • 携帯キャリア別解析
  • 携帯端末分析
  • CSVダウンロード機能
  • グラフィカルな管理画面

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