NECビッグローブ(BIGLOBE)は4月16日、バリオセキュア・ネットワークスと協業し、バリオセキュアが開発したセキュリティ専用機器「VSR(VarioSecureRouter)」を利用したセキュリティサービス「ファイアウォールサービス(VSR)」を中規模企業向けに提供開始した。
ファイアウォールサービス(VSR)は、1台のセキュリティ専用機器に複数の機能を搭載することにより、効率的なセキュリティ対策を実現するサービス。基本機能として搭載されているルータ機能、ファイアウォール機能に加え、オプションとしてウイルスプロテクション、URLフィルタなどの9つの機能を同一の機器に搭載できる。
1台の機器に複数の機能を搭載することで、機能ごとに複数の機器を設置する必要がなくなり、導入、運用を効率化できるほか、必要に応じて柔軟に機能を選択、追加することができるという。また、企業内への設置も可能なため、データセンターまでのVPNが不要となり、より低価格での導入が可能になるという。月額費用は2万9400円から。
両社は6月から、10人から100人程度の小規模企業向けに、BIGLOBEの光接続サービスとバリオセキュアの小規模企業向けサービス「VarioOffice(バリオオフィス)」を組み合わせたパッケージサービスを提供する。
VarioOfficeでは、ルータ機能とファイアウォール機能に加え、予定表や出退勤管理などのビジネスアプリケーションを提供する。小規模企業におけるブロードバンド活用およびオフィスのIT化に必要な機能をワンストップで提供することにより、手軽なIT基盤強化を実現できるとしている。月額費用は2万円台となる予定。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」