パイオニアとシャープは4月9日、光ディスク事業の合弁会社設立に関して基本合意書を締結したと発表した。
合弁会社では、両社が保有する光ディスクの経営リソースを有効活用し、Blu-ray Disc市場での主導的ポジション獲得を目指すとのこと。
両社の光ディスク関連事業は新会社に移管し、光ディスクドライブやデジタルレコーダー、プレーヤー用などの製品を中心に、製品開発、設計、製造、販売を展開するという。
今後両社で詳細を検討し、6月25日までに合弁契約を締結。10月1日をめどに合弁会社設立および事業開始を予定している。
パイオニアでは、2月に開催した経営方針説明会の中で、光ディスクに関する合弁会社設立を表明しており、代表取締役社長の小谷進氏は「Blu-rayは、事業として一時的に黒字化できるが、過去の歴史から価格競争が起こると予測される。1社でやっているよりもシャープと合弁で事業を進めたほうがいい」とコメントしていた。
一方、シャープは4月8日の経営戦略説明会で、パイオニアとの資本・業務提携関係に対して質問がおよぶと「(パイオニアは)光ディスクに関して非常に強い会社で、Blu-ray Discにも相当力を入れている。こちらにおいて協業を検討している」(代表取締役社長の片山幹雄氏)としていた。
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