イー・モバイルは、「EMOBILE通信サービス」におけるネットワーク通信品質の確保に向けた検証実験として、大量の通信をするユーザーの通信速度を制御する。
これは、総務省と通信事業者4団体(社団法人日本インターネットプロバイダー協会、社団法人電気通信事業者協会、社団法人テレコムサービス協会、社団法人日本ケーブルテレビ連盟)が策定した「帯域制御の運用基準に関するガイドライン」に基づくもの。実施期間は5月1日から7月31日で、2009年秋をめどに正式に運用を開始する予定だ。
対象になるのは、EMOBILE通信サービスで提供するパケット通信サービス。具体的には、PCなどに接続して利用するデータ通信やEMnetを指す。パケット通信の利用実績を基に、連続的かつ大量の通信をするユーザーに対して、通信速度を制御する場合があるという。対象となる条件については、正式に運用を開始する際に発表するとのことだ。
「一部のユーザーにおいて、EMOBILE通信サービスの通信速度に影響が出る可能性があるが、一般的な利用をしている場合には影響はない」とイー・モバイルでは説明している。
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