NEC情報システムズ、不要な文書を削除する管理システムを7月発売

 NEC情報システムズは3月31日、文書管理システムの新製品「PROCENTER/C」(仮称)の開発に着手したと発表した。2009年7月より販売活動を開始する。内部統制対策として、文書が分散、重複したり、保存/保管/消去ルールが徹底されていない問題を解決する製品となる。

 新たに、不要な文書を捨てる機能とルールの徹底を促進する機能を強化する。各文書の保管期限や活用度、重要度を一覧で表示することで不要な文書を可視化し、廃棄の促進を支援する。また、保管する版数や期間を指定し、それより古い文書を自動削除する機能も搭載する。

PROCENTER/C 「PROCENTER/C」(仮称)では活用度や重要度、保管期限を一覧表示して、不要文書を可視化する

 さらに、「見積書」などファイル名に含まれる文字や、採番ルール、承認フローなど、文書を格納する際のルールをフォルダ単位に指定することで、該当しない文書が格納されることを自動的に回避する機能も盛り込む。従来、個人任せにしていた文書管理ポリシーの運用をシステム化することで、ポリシーの徹底や登録ミスの削減を可能にするとのこと。

 同一のサーバ環境を複数ユーザーで共有する、マルチテナント型のアーキテクチャを採用。文書管理機能をASP基盤で提供するため、IT費用の削減にも貢献するとNEC情報システムズでは説明している。希望小売価格は120万円の予定。今後3年間で200本売り上げることを目標としている。

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