米国時間3月30日、MySpaceからMicrosoftとの提携について2件の発表があった。1つは、「Windows Mobile」搭載携帯電話向けのMySpaceモバイルアプリに関するもので、もう1つは、News Corp.傘下のソーシャルネットワークサービスであるMySpaceの開発プラットフォームが、Microsoftの「Silverlight」に対応するというものだ。
MySpaceのWindows Mobileアプリは、まず2009年夏に「Windows Mobile 6.1」搭載携帯電話向けに公開され、秋にさらに幅広く展開される。また、LG製造のWindows Mobile携帯電話にプレインストールされる。MySpaceはすでに「iPhone」や「Android」「BlackBerry」「Sidekick」「Palm」「Nokia」などの各携帯端末向けにモバイル製品を出しており、これにWindows Mobileアプリが加わることになる。
一方、Silverlightに関する発表の意味するところは、Googleが開発した「OpenSocial」に基づいているMySpaceのプラットフォーム向けのアプリ開発者が、「Adobe Flash」のライバルを利用できるようになるということだ。
どちらの発表もそれ自体はさほど驚くようなことではない。しかし、本当に興味深いのは、MicrosoftがFacebookに2億4000万ドルを投資している点だ。Facebookはかつて、ソーシャルネットワーキングの場としてMySpaceに続く2位の座だった。だが現在、米国でのユーザー数こそMySpaceが上回るものの、世界規模でみるとFacebookの方がはるかに大きい。
ソーシャルネットワーキング分野におけるFacebookの爆発的な成長と優位性を受けてのことなのだろうか、MySpaceはこの数カ月、音楽とメディアのハブという本来のルーツに立ち戻るべく、懸命に尽力している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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