大証ヘラクレス上場のテックファームは3月30日、2009年7月期第2四半期の決算説明会を開いた。冒頭で代表取締役社長の筒井雄一朗氏は、「業績予想および配当予想の下方修正を2月に発表したことをお詫びする」と陳謝した。一方で、「NGNやLTEなど新しい通信技術・サービスに対応した次世代事業の開発に注力する」と表明、中期的な成長のために注力する分野を明らかにした。
2009年7月期第2四半期(2008年8月〜2009年1月)の売上高は前年同期比12.6%減の8億9600万円にとどまった。急速な景気悪化で顧客企業の投資意欲が冷え込み、受注案件の一部が延期・中止となったり、規模が縮小したりした。読売新聞東京本社の新記事検索サービスや東京証券取引所の契約情報管理システムなどを手掛ける一方、造船業界やカーコンビニ倶楽部といった自動車業界など、新しい顧客の開拓にも努めたが、補い切れなかった。
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