不要になったものをネットで有効利用できる“物々交換”サービス - (page 2)

原田和英(アルカーナ)2009年03月24日 12時52分

 また、書籍、ゲーム、DVDに特化した交換サイトとしては、アンノウンが2007年7月より運営する「Bibuly」がある。ネットオークションや古本屋を利用するのが面倒だと考える人がターゲット。こちらのサービスでも、交換が成立すればユーザー同士がアイテムを送り合う。また自分が欲しいアイテムの登録も可能。利用料は無料。

 またオフラインをベースにした物交換としては、ディアンドデパートメントが行うリサイクルプロジェクト「USED BOOKS by DESIGN RECYCLE」がある。これは必要なくなった本をプロジェクトに参加する店舗に3冊持ち込むと、好きな1冊と交換してくれるというものだ。

 VOLAREが運営するのは「わらしべ村」。「派遣村にお世話になったシンくんが、恩返しのために物々交換を繰り返して寄付をするために立ち上げた」という“設定”のもと、「わらしべ長者」的な物々交換プロセスをサイト上で公開している。

 3月24日現在は、特製キャンドルが対象。「これと交換してもいい!」という品物を持つ人が応募すると、ほかのユーザーからの投票によって交換される物が決まる。最終的に交換された品物は、派遣村運営に携わったNPOに寄付をするそうだ。

 環境問題や節約というトレンドによって、今後もこのようなサービスは増えてきそうだ。

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