セイコーエプソンとソニーは3月12日、中・小型液晶ディスプレイ事業分野において、提携に向けた協議を開始することで合意した。エプソンは今回の提携に、液晶ディスプレイに関する事業資産の一部をソニーへ譲渡することも含めているとのこと。両社間での契約は、6月末の締結を目標としている。
セイコーエプソンでは、中・小型液晶ディスプレイ事業を子会社であるエプソンイメージングデバイスが手がけている。アモルファスシリコンTFT液晶と低温ポリシリコンTFT液晶をもとに、独自技術を用いて、高精細、高視野角な液晶製造に取り組んできた。
一方ソニーでは、低温ポリシリコンTFT液晶に注力し、事業リソースを子会社であるソニーモバイルディスプレイに集約。開発、設計、製造一体となったオペレーション体制を構築しているとのこと。
エプソンは「ソニーとの提携により、エプソンイメージングの有する液晶技術やアモルファスシリコンTFT液晶の生産力が最大限いかされ、より幅広い顧客ニーズが満たされると考えている」とコメント。ソニーでは「エプソンイメージングの持つアモルファスシリコンTFT液晶の技術力、商品設計力および生産力等を取り入れることで、中・小型液晶ディスプレイ事業の競争力強化を図ることができると期待している」としている。CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
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