ソケッツが関係者の注目を集めている背景には、2009年の新規上場銘柄のラインナップがある。これまで上場が承認された会社は、製薬会社など医療業界向けにビジネスを手がける企業が多い。ソケッツを除くと、実に6社中4社が医療関連企業。これらは景気後退局面でも堅実な収益を計上する傾向があり、悪環境下でも株式公開に漕ぎつけやすかったようだ。
新規上場マーケットで人気を集める傾向があるインターネット関連ビジネス、モバイル関連ビジネスを手掛ける企業は、ソケッツが初めて。ソケッツはある意味、消去法的に注目を集めているという面もあるのだ。
ただ、新興市場は売買代金が低迷し、指数も下落するなど、全般市場と同様、もしくはそれ以上に厳しい状況にある。新規上場銘柄を好むアグレッシブな資金がどこまで参戦してくるかが、初値動向のカギを握ってきそうだ。
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