東証マザーズの第1号上場銘柄だったニューディール(旧リキッドオーディオジャパン)の上場廃止が2月27日に決まった。株式事務代行委託契約先の三菱UFJ信託銀行との契約が解除となり、上場廃止基準に抵触した。
ニューディールは旧リキッドオーディオジャパン時代から不祥事が相次いで表面化していた。反社会勢力との関係も取りざたされるなど、株価は下落の一途をたどってきた。その間、株式公開時の主力事業だった音楽配信事業からは早々に撤退し、現在の主力はホット・ヨガとセレブファッションに変化。業績面はもちろん、財務面も毀損し、危機的な状況に陥っていた。
2008年12月には上場廃止の直接の理由となった株式事務委託の契約解除を受けて管理銘柄に指定されていた。社長の交代などもあったが、2009年2月には四半期報告書を期限内に提出できないと発表。危機的状況から脱することはできなかった。
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