一般ユーザーからのバグ報告については、米GoogleやMicrosoftなどの企業が、製品の脆弱性といった高度技術に関する情報を伝える個人やグループの恩恵を受け、製品の品質を向上させているケースがある(Googleの貢献者に対する謝意表明(英語))。
バグ・ハンターは幅広いユーザーが不具合を投稿できるため、情報の正確さや重要さに問題がないのだろうか。これについて陳氏は「一般の方から報告を受けたバグ情報は、社内の品質管理専門チームによって分析し、利用価値のある情報としてレポートにまとめます。報酬の支払いが承認性となっているのは、ある一定の品質を担保する意味もあります」と説明する。
TechEngineでは、今後1年間で1万件のバグを収集し、事業の拡大を狙う。ネットを使って不特定多数の人々に仕事を依頼する「クラウドソーシング」にも注目が集まっているが、バグ・ハンターが企業の品質管理部隊として本当に機能するのか、今後が期待される。
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