500円で受けられる「ワンコイン健康診断」がニュースなどで取り上げられている。健康診断を受ける機会が少ないフリーターや派遣社員、主婦などの受診が多いと言う。ネットユーザーは健康診断にどういった意識を持っているのだろうか。20代から40代を中心とする男女431名の回答を集計した。
学校や会社での健康診断は除き、個人で健康診断を受けているかどうか聞いたところ、「定期的に受けている」のは全体の33.2%。性別で見ると、男性(39.6%)が女性(26.6%)を14ポイント上回った。
「機会があるときだけ受けている」としたのは17.2%、「心配な部分だけ受けている」のは4.9%。「しばらく受けていない」という人が全体の44.8%を占め、年代別では20代が最も多く57.4%に達した。
また、現在、健康診断を受けたいと思っているかとの問いには、「受けたい」が36.2%、「どちらかというと受けたい」が33.2%で、合わせると70%近くが受診したいという結果に。特に、女性と30代で受診希望が多かった。
受けたい理由を複数回答形式で聞くと、「年齢を考えて」が全体の72.6%と突出して高く、続く「体に心配な部分があるから(38.8%)」を引き離してトップ。20代の1位は「体に心配な部分があるから(63.3%)」だったが、30代と40代では「年齢を考えて」が票を集めた。年代が上がるにつれて「年齢を考えて」との声が高まっており、健康診断を受けるきっかけとなっているようだ。
一方、健康診断を「受けたくない」と「どちらかというと受けたくない」と回答した人にその理由を複数回答形式で聞くと、「会社や学校などの検診で間に合っているから(47.7%)」「面倒だから(42.4%)」が続く「料金が高いから(25.8%)」を20ポイント近く引き離して上位に。20代では「面倒だから(58.8%)」が1位で、2位の「会社や学校などの検診で間に合っているから(52.9%)」を上回ったことが目を引いた。
もし受診するとしたら受けてみたい健康診断はなにか、ひとつ選んでもらったところ、「日帰りの健康診断」が33.9%と最も多く、特に30代では43.0%と他の年代を大きく上回った。以下「気になる部分のみを調べる健康診断」が14.8%、「ワンコイン(500円)の健康診断」が11.8%、「ツーコイン(1000円)の健康診断」が10.9%と続いた。
「ワンコイン」「ツーコイン」の低価格の健康診断を「最も受けてみたい」とした人は、合わせると2割を超え、20代では21.3%が「ワンコイン健診」を支持。「高い料金」が健康診断を受けたくない理由の3位につけている点と合わせても、低価格健診へのニーズは低くなさそうだ。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」