児童のネット犯罪被害、一般サイトきっかけが出会い系を上回る--警察庁調べ

 警察庁は2月19日、2008年中における出会い系サイトに関係した事件の検挙状況を発表した。

 まとめによると、出会い系サイトに関係した事件として警察庁に通報された件数は、前年比9.2%減の1592件。このうち最も多かったのは「児童買春・児童ポルノ法」違反で検挙全体の37.8%を占める601件だった。

 一方「出会い系サイト規制法」で検挙された件数は367件で前年比245件の増加。このうち児童によるものが前年比58件増の119件となった。

 また、出会い系サイトを利用して犯罪被害にあった児童数は724人と、前年比で34.2%の減少。このうち最も被害が多かった出会い系サイトへのアクセス手段は「携帯電話」の714人で全体の98.6%を占めた。

 これに対し、プロフなど出会い系サイト以外のサイトが関係した事件の検挙件数は994件。このうち児童の被害者数は792人で、出会い系サイトで被害にあった児童数を上回った。

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