ソニー、HD動画撮影機能含む「サイバーショット」4機種

加納恵(編集部)2009年02月19日 14時56分

 ソニーは2月19日、コンパクトデジタルカメラ「Cyber-shot」シリーズにおいて、「DSC-T90」(T90)、「DSC-T900」(T900)、「DSC-W270」(W270)、「DSC-W220」(W220)と4機種の新製品を発表した。全機種1210万画素のCCDを採用している。W220が3月6日から、そのほかの機種は3月13日から発売される。価格はオープン。

 1210万画素のCCDには、自社開発の1/2.3型タイプを採用。光学式手ブレ補正、「おまかせオート」「おまかせシーン認識」といった機能を全機種統一で搭載し、画素数、フルオート撮影、手ブレ補正といった撮影機能に対するニーズに応えたという。

 T90、T900、W270には、720p、MPEG-4対応のハイビジョン動画撮影機能を搭載。ハイビジョンによる高画質とMPEG-4対応による長時間撮影をサポートすることで、デジタルカメラにおける「チョイ撮り」動画需要を掘り起こす方針だ。

 ソニーでは、Picture Motion Browser、Quick Time Player、Windows Media Playerなど再生互換も備え、YouTubeやeyeVioといった動画共有サイトへのアップロードなどに活用してほしいとしている。

 顔検出機能には、撮影中に顔が動いてもブレない「顔動き検出」(W220は非搭載)へとパワーアップされ、シャッタースピードとISOを自動調整することが可能。被写体ブレを大幅に軽減したとのことだ。各機種の特徴は下記のとおり。

 T90は、最薄部13.9mmのスリムボディが特徴だ。ヘアライン仕上げのボディは、ホワイト、ブラウン、ピンク、ブルー、ブラックと5色のカラーバリエーションを揃えた。液晶部はタッチパネル式の3型液晶を採用する。店頭想定価格は3万8000円前後。

 T900は、グラデーションデザインのブラウンとレッドにシルバー、ブラックを加えた4色展開。15.1mmの薄型ボディに光学式手ブレ補正機能を内蔵させた。液晶部はタッチパネル式の3.5型タイプ。マルチスタンドも同梱される。店頭想定価格は4万5000円前後。

「DSC-T90」(左)、「DSC-T900」(右) 「DSC-T90」(左)、「DSC-T900」(右)

 W270は、事前に優先顔を選んでおくことで、常に優先顔を検出する「選択顔記憶」を搭載。スマイルシャッターボタンも新設した。広角28mmから光学5倍ズームも備える。店頭想定価格は3万3000円前後。

 W220は高画素CCD、光学手ブレ補正、広角30mmから光学4倍ズームといった撮影機能をコンパクトにまとめたエントリーモデル。フル充電で最大約370枚の撮影ができるなど、スタミナ性能も向上させたという。店頭想定価格は2万5000円前後。

「DSC-W270」(左)、「DSC-W220」(右) 「DSC-W270」(左)、「DSC-W220」(右)

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