PCメーカーのLenovoとスマートフォンメーカーのResearch In Motion(RIM)は異なる分野の端末を製造するが、共通点1つがある。ターゲットユーザーだ。
これに気付いた2社は、「Lenovo Constant Connect」サービスで提携した。Lenovoの「ThinkPad」とRIMの「BlackBerry」を容易に連携できるというものだ。
提携の下、Lenovoは、BlackBerryとThinkPadの電子メールプログラムを自動的に同期するPCI Expressカードを150ドルで提供する。「Outlook」およびPOPメールアカウントに対応する。特徴は、ThinkPadの電源がオンである必要はないことだ。電源はオフでもいいし、サスペンドやハイバネーションでも、もちろんオンでもよい。
これにより、ノートPC上で、BlackBerryとまったく同じように電子メールを受信できる。違う点は、電子メールメッセージのファイル容量に制限がないこと(BlackBerryでは32Kまでという制限がある)、あらゆる種類の添付ファイルをネイティブフォーマットのまま受信できることだ。
LenovoのエグゼクティブディレクターでDistinguished EngineerのRich Cheston氏によると、RIMとLenovoは2年前からこのサービスを開発してきたという。PCI ExpressカードはBluetoothを搭載し、BlackBerryと接続してデバイス間で常時データをやりとりする。同カードは、2008年夏以降に製造されたThinkPadの全機種と互換性がある。Constant Connectの機能は、当時からLenovoのPCに組み込まれているが、これまで発表できなかった、とCheston氏は説明した。
北米では、カードは第2四半期にLenovoより発売される。ワールドワイドでの発売は2009年後半の予定。
Lenovoが提供する動画のデモンストレーションはこちら。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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