人件費と広告宣伝費を大幅に増やしたネクストの3Q決算、“前向きな減益”を強調

 不動産ポータルサイト「HOME'S(ホームズ)」を運営するネクストの2009年3月期第3四半期(2008年10〜12月)連結決算は、本業の儲けを示す営業利益が1億9000万円と前年同期比34.7%減った。売上高は22億7600万円と22.9%増えたが、「『圧倒的?1戦略』を実現するため、人件費と広告宣伝費を大幅に増やした」と、同社代表取締役社長の井上高志氏は2月16日に開いた決算説明会で“前向きな減益”であることを強調していた。

 2008年10〜12月の期間中、人件費は前年同期に比べて1億4100万円(前年同期比23.1%)、広告宣伝費は2億7700万円(同94.4%)、それぞれ増やした。この結果、12月末の加盟店数は1年前に比べて1025増えて9434店舗、2510円増え5万4447円になり、大幅増収を実現できた。

 テレビコマーシャルを積極的に打ち、認知度を前期より9.4ポイント高い69.6%に引き上げた。高松、広島、金沢、新潟、静岡などの地方都市でも、交通広告やバス・電車のラッピング広告などで地方からのサイト利用を掘り起こした。一方で、営業を多数派遣して各地の不動産会社の加盟を促進した。

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