シリコンバレーで注目を集めるTwitterは甘いバレンタインデーを過ごすことができたようだ。同社は米国時間2月13日、直近のラウンドで調達した資金に加え、新たに現金をBenchmarkとInstitutional Venture Partnersから調達した。
Twitterのオフィシャルブログによると、資金調達は12日夜に成立したという。いまだビジネスモデルを確立していないTwitterはブログの中で、資金不足に陥ったわけではないことについて、理解を得ようとしている様子だった。
共同創業者Biz Stone氏は「2008年のBijan(Sabet氏)と同氏の率いるチームによる、Spark(Capital)からの資金がまだ銀行にあるので、これ以上の資金を調達しようと積極的に活動していたわけではない」と述べ「しかし、すさまじい成長ぶりは注目を集め、とても魅力的なオファーを受けた。これを受け入れてTwitterをより強力なものにする決意をした」としている。
ブログでは金銭的な条件は明らかにされていないが、Silicon Alley Insiderには、Institutional Venture Partnersからの調達額は3500万ドルと書かれている。また注目すべきは、同記事にTwitterの時価総額が2億5000ドル相当に見積もられたと書かれていることだ。
そしてついに、ベンチャーキャピタルを調達し続けてきたTwitterにも収入をあげる目処がたったようだ。Stone氏は先のブログに「われわれは、自分たちのサービスの成長を加速し、Twitterの周りで芽を出し始めたエコシステムを強化し、さらには収入を生み出すプロダクトを生み出すにふさわしい、好位置につけている」と記し、「2009年以降、小さかったわれわれのチームはより大きく成長し、待ち受ける課題や機会を乗り越えてゆく」としている。
Twitterは2008年春に、3度目のラウンドでSpark Capitalから資金を調達している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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