また、自己資本比率は90%以上を誇るが、累積損失を抱えており、株式市場では「技術力はあるが稼ぐのが下手な会社」とみられていた。国内景気が減速し、民間企業が設備投資を抑制する中で信用面への不安もくすぶっていた。
しかし今回、NTTという通信業界の巨人と提携関係を結んだことで、技術面への「お墨付き」を得た格好。また、資本関係も結んだことで、信用面へのリスクも一気に後退している。
NGN関連は比較的景気動向の影響を受けにくいと言われている通信業界の中でも、NTTの普及方針に乗って需要拡大が期待される分野。NTT主導での大規模な設備投資が見込まれており、資本関係を結んだソフトフロントは関連銘柄の筆頭に躍り出ている。
株価は連続ストップ高による短期間での株価倍化を受けて目先的に過熱感が高まっているが、急騰前の水準は倒産リスクまでを織り込んでいた低水準。中期的にも上昇トレンドを継続していきそうだ。
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